キッズスイミングいつがいい?選手を目指すタイミングを考えさせられた話

先日、わが子が通うスイミングスクールで責任者の人が変わりました。今回の責任者はどちらかと言えば「楽しくスイミングをしよう!」と言うタイプ。今までよりも育成クラスへの加入のハードルを下げ門戸を広げました。すると保護者達の反応が分かれました。

それがきっかけで、改めて選手を目指すタイミングはいつがいいのか?と考えました。さて、わが子に選手を目指してほしいあなたの正解は?

小さな頃から選手を目指す選択肢

子どもがジュニアオリンピックを目標にする場合、早期からスイミングを始め、育成クラスに入ることが一般的に推奨される傾向があります。実際、多くのオリンピックメダリストは、小学生の頃から競技に取り組み、実績を積んできました。家庭内でも、「下の子も早く上のクラスに上げたい」「少しでもチャンスがあるうちに努力させたい」と考えるケースが多く見受けられます。

小さな頃から選手を目指すメリット

  • 技術の習得が早い: 小さな頃から正しいフォームや基礎技術を身につけることで、後々の伸びしろが大きくなる。
  • 泳ぎの悪い癖がつきにくい: 早期に育成クラスで指導を受けることで、悪い癖がつく前に正しい泳ぎ方を習得できる。
  • 競技力向上の土台作り: 体が小さくても、基礎的な泳ぎの美しさやフォームは将来的に大きな武器となる。(きれいだから速いのか、速いからきれいなのか…。フォームが汚い人に速い人はいないです)

一方で頭に入れておきたい課題

  • 他の経験や活動の制限: 子どもがスイミング漬けになり、他の趣味や学習時間が減少する可能性。特に小さな頃は、学校(幼稚園)が終わったらすぐにスイミングで、お友達と遊ぶ時間も取りにくい
  • 精神的・身体的負担: 競技への過度なプレッシャーや疲労によるストレス。特に親が意識しないといけないのが、仲間と比べる事。大会に出る事自体は負担ではなくても、身近な『あの子よりも遅い』はプレッシャーになりがち
  • 子どもの意欲と適性: 全ての子どもが長期間続けられるわけではなく、興味や意欲が持続しない場合も。『単に親が喜んでくれるから続けていてスイミングは好きじゃない』なんて言われたら…

体が大きくなってから本格的に取り組むと言う選択肢

体格や成長速度によっては、小学校高学年以降から本格的に競技を始める選択肢もあります。この場合、以下のような特徴があります。

  • 楽しさ重視: スイミングを好きなまま続けられるため、長続きしやすい。
  • 早くから始めている人に追いつく難しさ: 既に競技経験豊富な子どもたちには追いつくことが難しくなるため、短期間で成果を出すには相当な努力と運が必要
  • 身体的成長とパフォーマンス向上: 身体が大きくなることでパワーやスピードは向上します。ただ、それだけでは選手を目指すには十分でなく、短期間で技術面も磨かなければならない。

子どもの成長と将来性を見据えてどちらがいいか?

子どもにとって最適なタイミングは一概には言えません。早期から育成クラスに入ることは確かに多くのメリットがありますが、その一方で子どもの興味や健康状態、精神面への影響も考慮する必要があります。特に、「選手になることだけ」が目的ではなく、「スイミングを楽しみ、長く続けること」も重要です。

もし子ども自身が本気で取り組む意欲を持ち、そのための環境整備ができるのであれば、育成クラスへの早期編入は有効な選択肢となります。一方で、さまざまな経験や趣味も大切にしたい場合は、少し時間をかけて段階的に進める方法も検討すべきでしょう。

スイミングは短命なスポーツでは決してありません。一度マスターすれば、シニアになっても自分のペースで継続できるスポーツです。大人になってからも継続して、マスターズを目指す人もたくさんいますから。

最終的には、子どもの個性と将来像を尊重しながら、一番良いタイミングで決断することがベストです。育成クラスに入ると選手を目指して少しでも早く!となりがちですが、『育成クラスに編入してから子どもがスイミングの選手になりたいのかどうかを改めて考える』でも良いかもしれません。

わが子はわが子、他の子は他の子です。他の子の正解がわが子の正解とは限りません。決して周りの考えに流されないように。