選手コースの「きょうだい問題」をどう防ぐ?連れ回し・放置を解消する平日の工夫2選

スイミングの選手コースは、練習時間が「早朝」や「夕方〜夜」と極端になりがちです。

送迎のために下の子を夜遅くまで連れ回してしまったり、逆に一人で留守番をさせる時間が増えてしまったり……。「選手として頑張る子」の裏で、「我慢を強いられる兄弟」のモチベーションが下がってしまうのは、スイミング家庭にとって避けては通れない悩みです。

今回は、そんな平日のハードなスケジュールを乗り切るための**「親の負担を減らし、兄弟の満足度を上げる」2つの具体的な改善策**をご紹介します。


悩み:選手のスケジュールが「家族の基準」になっていませんか?

選手コースの練習時間は、両親以上に兄弟の生活に大きな影響を与えます。

  • 送迎のための「連れ回し」: 下の子が車内で宿題をしたり、寝てしまったりする。
  • 「一人での留守番」の増加: 寂しさから、もう一人の子のやる気が目に見えて落ちる。

こうした状況が続くと、家族の中に微妙な温度差が生まれてしまいます。これを解消するために、平日の動きを少しだけ「工夫」してみましょう。


改善策①:同じ時間帯に「別の習い事」を組み込む

送迎の負担を増やすのではなく、**「送迎のルートと時間を一本化する」**という考え方です。

選手の練習時間に合わせて、同じエリアや通り道にある塾、英語、ピアノなどの習い事を入れる。

メリット: 「自分も自分の習い事に行っている」という感覚が生まれ、兄弟の疎外感がなくなります。親も「一度の外出で二人分の送迎が完了する」ため、精神的な負担が大幅に軽減されます。

改善策②:待ち時間を「二人っきりの特別タイム」に変える

「連れ回されている時間」を、ただの待ち時間ではなく、**親を独占できる「ご褒美タイム」**に変換します。

家の中にいると、どうしても家事や仕事に追われて「あとでね!」と言ってしまいがち。でも、外での待ち時間なら、あえて「家事をしない時間」として割り切ることができます。

家でも公園でもない「何もない場所」だからこそ、濃密なコミュニケーションが取れる。この逆転の発想が、兄弟の心の安定につながります。特に下の子におススメです。

場所を選ばない遊びを用意: 公園に行けなくても、車内やカフェでできるカードゲーム、一緒に読む本、持ち運びできるパズルなどを用意します。

「二人だけの秘密」を作る: 待ち時間にだけ食べる特別なおやつを用意したり、普段ゆっくり聞けない学校の話をじっくり聞いたりします。


まとめ:親の「罪悪感」を「工夫」に変えていこう

選手コースの生活は、家族全員の協力があってこそ成り立つものです。しかし、誰か一人が犠牲になり続ける状態は長く続きません。

  1. 「ついで」の習い事で兄弟の居場所を作る
  2. 待ち時間を「親子のデート時間」に変換する

この2つを意識するだけで、兄弟の「置いてけぼり感」は劇的に改善されます。

完璧を目指す必要はありません。まずは週に1回からでも、「今日はあなたとの時間だよ」と伝えてあげることから始めてみませんか?