人気の習い事に必ず入ってくるスイミングスクール。ただ近くを選ぶだけでは、思っていたのと違ったという事があるのでは。せっかく通い出しても合わない事に気づいて、他のスクールに移籍するのではもったいない。そこで、体験を含めると7か所のスイミングスクールに通わせた事があるママが選ぶポイントをまとめてみました。
どうやって通うか?
徒歩圏内にスイミングスクールがあったら最高ですが、なかなかそんな恵まれた人は少ないです。スイミングはベビーや幼稚園の頃から始めて、中学生まで通い続ける人もいる習い事です。暑い時期も寒い時期も、毎週通い続けることになります。そのためどうやって通うかはとても大切なポイントです。
自転車
子どもが小さなうちは、ママが自転車に載せて通う事も多いでしょう。小さい間は、お着換えも自分ではできないので、スイミングスクールに着いたら自転車を停めて、着替えをさせて、泳いでいる間はギャラリーで見学する人が多いと思います。ぜひ駐輪スペースを確認してください。流石に駐輪スペースがない所はないと思いますが、スペースが狭くて停めるのが大変だと毎週の事なので結構なストレスになります。
また、小学校に入ると子どもは一人で自転車に乗ります。しばらくは送迎が基本かもしれませんが、ある程度大きくなったら一人で通ってもらう事を考えている人も多いのではと思います。ご家庭からスイミングスクールまでの道のりはどうでしょう。一人で通わせるつもりが、いざとなったら道が危なくて一人で行かせられなかったなんて誤算も。
筆者がまさにそのパターン。一人で自転車に乗れるようになったので、行きだけでも一人でと思っていました。でも、いざ道のりを見てみると、我が家とスイミングスクールの間に飲み屋街がある事に気づきました。徒歩で通う場合は飲み屋街以外の道が通れたのですが、自転車だとどうしてもそこを通らなくてはならず、一人で通わせるのを断念しました。
自動車
自動車の場合、駐車場スペースの問題があります。スイミングスクールについている無料の駐車場が十分にあるかが大切です。ない場合はコインパーキングを考えますが、毎週の事だと地味に高い出費…。また、悪天候の日は自動車率が上がるため、停められるつもりでいったら空いていないという事も。
一人で着替えられる子ならスクールの前に停めて子どもを下ろし、一旦帰宅するパターンも検討しておきましょう。
スクールバス
スクールバスが近くを走っているスイミングスクールは、ぜひ検討したいです。ただし、小学生未満は必ず親子で乗らないといけなかったり、振替では利用できない事も。振替の時の代替手段は検討しておきたいです。
わが子はお着換えが遅いから、乗り遅れて帰ってこられないのではと言う心配はいりません。ちゃんと最後の1人まで待ってから出発してくれます。
あと強いて言えば、車酔いする子はちょっと厳しいかな。たまにバスで酔ってしまい、フロントで横になる子の姿を見かけます。
その他公共機関
公共バスや電車を利用するパターンもアリです。駅から近いスクールだと電車で来ている人は結構います。自転車や自動車と比べて、天気の悪い日でも安定して通いやすいです。距離が近いよりも家からスクールまでかかる時間が短い方が通いやすいと思います。我が家でも電車で5駅先の駅前にあるスイミングスクールに通ったことがありますが、意外と通いやすかったです。
公共バスを利用する場合、遅延しがちかどうかがポイントです。混雑するルートだったり、ルートが長い路線だと、バスの遅延を見越して出発しなくてはならず、かなり大変です。代替ルートがない場合はお勧めしません。
進級テストの頻度は?
毎月やるのか、2か月に1回なのかのどちらかに別れます。また、お休みしても翌週に再テストしてくれるスクールもあります。2か月に1回しかテストがなくて更に再テスト制がない場合、できるようになっているのに4か月も同じ級なんて羽目に。月謝はもったいないし、本人のモチベーションも下がります。どんどん進級してほしいという場合は、毎月テストがあるスクールを選択しましょう。
スイミングスクールの先生の泳力は?
変な書き方でごめんなさい…。一度ちょっと気になる求人の話を聞いたことがあって、この項目を入れました。「先生はどのくらい泳げるのか?」って気にした事がありますか?一部のスイミングスクールではスイミングスクールだから上手に泳げて当たり前ではない…かもしれません。
あるフィットネス系のキッズスクールに通っていた際、スイミングを教えている先生が、別の枠で体操を教えていて。不思議に思っていたところ、そこのキッズスクールの求人を見つけたんです。条件が「子どもが好きで、運動が好きな人」でした。筆者自身も子どもを通わせていたので、先生が全く泳げないわけではないと思いたいのですが、レッスンを見ていると水中でお手本を見せてくれないし、子どもの体に触れて指導をしてくれなくて。お手本も同じクラスの少し上手になった子に泳がせていました。…もしかして先生泳げない??と言う疑惑が。
スイミングは①上手なお手本を見て、②言葉で教えてもらって、③泳いでみて、④間違えている所を正してもらう事で上手になります。学校では、先生が異性の体に触れてはいけないルールがあるようですが、スイミングはたとえ異性でも触れないと指導になりません。わが子が通ったスクールでは①と④が欠けてました…。以降、「先生はどのくらい泳げるのか」「スイミング経験者なのか」はちょっと気にした方が良いのかもしれないと感じています。
個人レッスンのスクールと言う選択肢も
最近増えつつある子ども向けの個人レッスン。知り合いで年少さんから始めて、2年間でバタフライまでマスターしたという子もいます。長く続けるのではなく、短期間でマスターしたいという場合は、個人レッスンもアリかもしれません。ただし増えつつあるとは言え、実施しているスクール自体少ないし、通常のスクールよりも費用は高いです。
公共施設の期間限定スイミングスクールと言う選択肢も
公共施設を利用したスイミングスクールは、一定期間中、公共施設のプールの1レーンまたは2レーンを占有してレッスンを行うものです。クロール25メートルが泳げるようになればOKと考えている場合、このレッスンを利用するのも良い選択だと思います。概ね3か月程で、スイミングスクールと比べ割安です。ただし、募集期間が短くあっという間に埋まってしまうので、広報誌などで情報収集をしっかり行いましょう。
わが子を選手にしたかったら
単に4泳法泳げるようになってほしいのではなく、もっと先を目指してほしいという場合は、強いスイミングスクールを探しましょう。例えば、東京都にお住いの場合、東京都水泳協会の強化選手一覧に載っている選手がいるスイミングスクールであれば、選手コースに力を入れているスクールであることは間違いないです。ただし、スクールに入っても、選手コースへは別途試験があったり、コーチの推薦が必要だったり、希望すれば必ず進めるものではないです💦
今在籍しているスクールでは物足りないという場合も、選手への道を検討してみてもいいかもしれません。 気になった方は、よろしければこちらもどうぞ ↓↓
無理なく続けられるスイミングスクールを選びましょう
スイミングは楽しい習い事です。入会を検討するタイミングでは体験して親子ともに納得できるスイミングスクールを選びましょう。保護者にとってはどうやって通うかが大切ですが、子どもにとっては進級頻度も大きなポイントです。最近はどこのスクールも細かいレベル分けがされていて、進級しやすくなっていますが、テストの頻度はまちまちです。スイミングスクールの移籍は、級が下がることが多く、子どもにとってストレスにも。長く続けてもらいたいなと思ったら、最初のスクール選びは大切ですよ。
