「水泳の授業の後ってすごくお腹がすくんだよね」と言う思い出はありませんか?子どもがスイミングの後に「お腹すいたー」と出てきて、「そうよね、私も昔そうだったわ~」と共感したり。お友達がいると早速おやつ交換が始まったり。おやつ交換自体は全く悪いことではないのですが、スイミング後の子どもの胃袋におやつでは物足りず、気づけば山のようなおやつのごみ。
週に一回ならいいかと多めに見ようとも思いましたが、やっぱりそんなにいいものではないです。という事で、スイミングの前と後で何を食べたらいいかを考え、実践している事をご紹介します。
練習前に必要なのは『炭水化物』
スイミングはエネルギーをたくさん使うスポーツです。そのため、おなかが空いた状態でスイミングは体によくありません。エネルギーが不足してしまうと、最悪、筋肉をエネルギーに変えて運動する事に。お腹がすきそうな時間帯のレッスンであれば、スイミングをする30分~60分前に、炭水化物を取ると良いです。
子どもが喜んでくれそうな炭水化物は例えば…
具があまり入っていないサンドイッチやおにぎりが一番。バナナなどの果物も炭水化物が多く含まれているのでお勧めです。消化によさそうな炭水化物が良いみたいです。
とは言え、習い事のスイミングの場合、15時頃~夕方の時間帯が中心。ちょうどおやつ前です。子どもにとってはおやつじゃなくておにぎりでは寂しいですよね。でも大丈夫!炭水化物とは糖質の事。多くのおやつには糖質が含まれています。
特に糖質が多いおやつと言えば、おまんじゅう、どら焼き、ドーナッツ、パウンドケーキ、菓子パン(あんぱん、クリームパンなど)…。子どもが好きそうなおやつが並びますね!ここにあげたおやつは油分が多かったり、クリームが多かったりと胃もたれをしがちなものもあるし、おいしすぎて食べ過ぎるのも困りものなので、お子さんの胃と相談をしながら選ぶと良いかもしれません。
我が家の場合
わが子は糖質多めのおやつよりもスナック菓子とチョコレートが好き。ご紹介した作戦は使えません。そこで、小さなおにぎりやパンを食べてからいつものおやつにしています。あめやチョコレートでは小腹も膨れませんし、ポテトチップスなどのスナック菓子も小腹を満たそうとするとそれなりの量になります。わが子はこの妥協案で納得してくれているので、小さなおにぎり+おやつ作戦、結構お勧めです。
練習後に必要なのは「たんぱく質」
練習後は、筋肉の疲れを取るためにもたんぱく質が必要です。「運動してから30分以内にたんぱく質を取れば筋肉が増える」なんて言うたんぱく質神話があるくらい、たんぱく質は大切なようです。とは言え練習後から夕食まで時間が空かないご家庭であれば、そこまで意識しなくていいとも思います。多くのご家庭で夕食時にたんぱく質取りますよね?練習で汗はかくので、水分(と塩分)を補給してあげればOKな気がします。
ただ、夕食まで時間があるご家庭や、ハードな練習をする育成クラス、選手クラスの子であればたんぱく質取っておいた方が良いと思います。子ども向けのスポーツ栄養学のような本でも、様々なSNSでも出てくる話。
だから育成クラスのわが子には、練習後にたんぱく質を食べさせたいです。でも本人に聞いてみると、おなかが空いているからこそおにぎりが食べたいようでした。
そこで、たんぱく質が多めの炭水化物を用意しています。肉まん、ハムやチーズを挟んだサンドイッチ、たんぱく質多めのおにぎり…。
我が家のたんぱく質多めのおにぎり…
たんぱく質と言えば、豆類や肉、魚です。コンビニならツナマヨや鮭、唐揚げ系などこってりしたものや、枝豆入りのおにぎり。我が家では、コンビニを真似して作ったこんなものが喜ばれます。わが子はまだ小さいので、中に入れる具材は1センチ角位にしたり、薄くして食べやすくしています。
- 枝豆チーズおにぎり(枝豆、チーズ、ゴマ、昆布を混ぜる)
- 肉まぜおにぎり(しゃぶしゃぶ用の肉に味付けをして小さめ一口大にして混ぜる)
- ツナチーズおにぎり(ツナ缶、チーズを混ぜる、好みでマヨネーズも混ぜる)
- ソーセージチーズおにぎり(魚肉ソーセージ、チーズを混ぜる。普通のソーセージでもおいしい)
番外編)スイミング後のおやつは条件付きOKにする
小さいうちはプール後のおやつ交換は大好き。子どもの楽しみを奪ってしまうのはかわいそう。我が家では交換したらすぐに食べないで、たんぱく質おにぎりを食べてからならOKとしています。補食の後ならば、おやつのドカ食い防げます。ママたちのお財布にも優しい❤
あとアイスはNGだけど、ジュースはOKとしています。100%ジュースや野菜ジュースにして少しでも栄養が取れるものを意識しています。
わが子の応援は栄養で
スイミングの前後の食事(補食)を考えたきっかけはおやつでした。その後、わが子が育成クラスに上がり、補食の重要性に気づきました。食事(補食)は体を動かし、成長し、整えるのに必要でとても大切なものです。
練習がハードになる前は子どもの健康のため、練習がハードになったら子どもの成長を応援するために、栄養のある補食を考えてみませんか。
参考図書:
