最近、Yahoo!ニュースで「ひろゆき氏が保育士配置基準に疑問を呈した」という記事が話題になりました。0歳児3人を一人の保育士が見る現状について触れた内容で、保育園を検討している家庭にとっては、思わず立ち止まってしまうテーマだったのではないでしょうか。3人の子どもを幼稚園に通わせている私自身も、改めて考えさせられる記事でした。
ニュースをきっかけに考えた事
ここ数年、「1歳を過ぎたら保育園に入れるのが当たり前」という空気が強くなっています。実際、1歳4月の入園率は全国でも5割を超え、23区ではもっと高いと感じます。地域によっては7割近くが保育園に通っている印象すらあります。
もちろん、経済的な理由やキャリアの継続のために保育園を選ぶことは、家庭の大切な選択です。ただ、「保育園の方が社会性が身につくから」「保育園の方が子どものためになるから」という理由だけで復職し、保育園に預けるのは、一度立ち止まって考えても良いのではないかと思うのです。
保育士配置基準の現実
0歳児3人・1歳児6人の現実
保育園の保育士配置基準は
- 0歳児:3人に保育士1人
- 1歳児:6人に保育士1人(自治体によっては5人)
家庭保育を経験した人なら、これがどれほど大変な数字かすぐに想像できると思います。泣き声が重なれば、どうしても誰かを待たせることになります。
同年齢集団と兄弟育児の違い
家庭保育でも兄弟がいれば同じような状況は起こりますが、兄弟の場合は、上の子が下の子の存在に慣れ、少しずつ理解や優しさが育っていきます。親が「ありがとう」と声をかけることで、上の子の立場が守られ、関係性が育ち、状況は日々改善していきます。
しかし、同じ年齢のお友達同士ではそうはいきません。1〜2歳児を6人同時に安全に見守るのは、どれだけ経験豊富な大人でも大変なことです。
保育園に期待される役割と現実
経験の浅い保育士が増えている背景
ここ数年で保育園の数が急増し、保育士も大量に採用されています。つまり、経験の浅い保育士さんがとても多いのが現状です。
保護者が求める“教育・しつけ”とのギャップ
そのため、保護者が期待する「経験」「しつけ」「教育」まで十分に行き届く環境は、どこの園でも当たり前に得られるものではありません。
家庭保育の良さ
子どものペースで育つということ
家庭保育には大変なことも多いですが、「その子のペースで育つ」という大きな良さがあります。
- 泣いたらすぐ抱っこできる
- 眠いタイミングで寝かせられる
- 安心して甘えられる時間がしっかり確保される
これは幼児期の発達にとって、とても大切な土台です。
家庭でも社会性は育つ
そして、家庭保育でも社会性は育ちます。兄弟がいれば自然と「待つ」「譲る」「助ける」が身につき、一人っ子でも地域の施設を活用すれば十分に育ちます。
まとめ
保育園か家庭保育か。
正解はひとつではありません。
大切なのは「自分の家庭にとって、今どちらが合っているか」を考えること。
次の記事では、家庭保育でも社会性を育てるために、地域の子育て支援施設をどう活用できるのかをまとめています。
