お子さんの習い事選び、悩みますよね。「計算に強くなってほしいし、そろばんかな?」と考えているパパ・ママも多いのではないでしょうか。
実は私、珠算3段・暗算4段を持っている「元そろばんガチ勢」なんです。 でも……自分の子どもにはそろばんを習わせないと決めています。
「えっ?」と思われるかもしれません。 今日は、有段者だからこそ感じる「そろばんのリアル」と、それでもやっぱり「やってて良かった!」と思う本音の部分を、正直にお話ししようと思います。
なぜ「わが子には習わせない」の?
別の投稿でも詳しく書きましたが、私が「習わせない」と決めた理由は、今の時代ならではの**「タイパ(時間対効果)」**を考えた結果です。
- 「そろばん脳」になるには3級以上の壁がある(そこまでが遠い!)
- 週2~3回の通塾+(できれば)毎日の練習が必要(今の小学生は忙しすぎる…)
- 計算は速くなるけど「算数的思考力」とは別物
といった、経験者だからこそ感じる「はて?」があるんです。3級は一見簡単そうに見えるけど、それでも一般的には2~3年かかります。特に、幼稚園や小学校1年生から始めてしまうと、「かけ算九九」を知らないタイミングで、かけ算やわり算の問題をそろばんで計算しなくてはなりません。(筆者が子どもの頃の話ですが、かけ算九九を知らない子は、かけ算九九の一覧表を見ながらそろばんをはじいていました)だから余計に時間がかかってしまう事も。
それでも「そろばん」のおかげで救われた3つのこと
「習わせない」とは言ったものの、私自身がそろばんに救われてきたのも事実。 大人になった今、「やってて良かった!」と心から思えるポイントが3つあります。
1. どこでも通用する「圧倒的な集中力」
先日、わが子の小学校の公開授業を見ていて感じたことがあります。 低学年のうちは、先生の話を聞いていても、ふとした瞬間にキョロキョロしたり、よそ見をしてしまったりする子、意外と多いんです。
私はそろばんを通じて、**「短時間で一つのことにグッと入り込む訓練」**を何年も繰り返してきました。 そのおかげで、ここぞという時に集中する力が身につき、勉強でも仕事でも大きな助けになっていると感じています。
2. 数字に対する「嫌悪感」がまったくない
大人になっても「数字を見ただけで頭が痛くなる…」「長い数字は読みたくない」という方、意外と多いですよね。
そろばんを続けていると、桁数の多い数字も「珠の形」や「ただのデータ」として見ることができるようになります。 数字を「敵」だと思わずに、フラットに向き合える。 この心理的な余裕は、意外と一生モノの財産になります。
3. 「自分は計算が得意!」という最強の自信
これが一番大きいかもしれません! 実際のスピードがどうあれ、「自分は数字に強いんだ」というセルフイメージを持てるようになります。
算数が苦手な子は、計算ミスをきっかけに「数字そのもの」を嫌いになってしまうことが多いんです。 そろばんで基礎を固めていれば、「計算は大丈夫」という安心感があるから、難しい応用問題にも前向きに挑戦できる。そんな**「数字への自信」**を授けてもらいました。
まとめ:結局、そろばんはアリ?ナシ?
有段者の私が出した結論は、これです。
「わが子に習わせない」というのは、私なりの教育方針。 でも、そろばんが教えてくれた集中力や自信は、今でも私の宝物です。
どんな習い事も「みんながやってるから」ではなく、「うちの子には、今どんな力が必要かな?」と、お子さんの顔を思い浮かべながら選んであげてくださいね。
皆さんの習い事選びが、素敵なものになりますように!
筆者がそろばんを習っていたのはかれこれ30年前…当時と比べて現在は級が細分化しているので、参考までにですが…
小学校1年生以上の子どもが常時500人ほどが在籍する珠算教室に、小学2年生~中学3年生までの7年間在籍していました。3級以上の級を持っている在籍者は名前の掲示されていて目標にしたり、励みにしていました。
よく見ていたので記憶しているのですが、在籍期間中に有段者は私だけ。1級はいる時期といない時期があり、2級が5人~10人、3級は30人前後。他の検定同様に難易度が急激に上がるので、1級以上を持っている人はなかなかいなかったです。
検定ではどんな問題を解くの?と気になる方は、商工会議所の公式HPにサンプルがあったのでこちらをどうぞ
https://www.kentei.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2014/12/syuzankoukai.pdf
※1級~6級は、商工会議所の珠算能力検定試験、7級~10級は、日本珠算連盟の珠算能力検定試験です。そろばん検定は、3種類あり、検定により難易度も異なります
