2022年1月末頃、ニュースでも保育園や幼稚園、学校への感染拡大を訴えています。そんな中でわが家もオミクロン株に感染してしまい、家庭内で感染が広がってしまいました。はじめは3歳と筆者(母)、その後6歳に、0歳3カ月、父とあっという間に感染が広がってしまいました。筆者がコロナ陽性の判定を受けてから、全員が陽性となった話をご紹介します。
- 感染ルートと思われる場所
筆者は普段、未就園児2人(3歳、0歳)と3人で自転車で行動をしています。オミクロン株は発症まで平均2日と言うので、3日間で出かけた場所を思いかえしてみます。
3日前:図書館
2日前:児童館①、近所のスーパー
1日前:3歳の習い事(体操教室)、6歳の習い事の観覧席に30分滞在
当日(発症前):児童館②
図書館はそもそも会話がほとんどない空間ですし、児童館①は空いていました。児童館②は直前すぎます。三蜜や飛沫感染を考えると、この中ではスーパーか6歳の習い事の観覧席が怪しいかなーと思っています。
- 感染症状
家族の中で症状が出た日を1日目とし、日にちを振って、人ごとに症状を並べてみました。
3歳
1日目:夜から38度を越える熱
2日目:朝から元気
筆者(ママ):
1日目:のどの痛みと倦怠感、筋肉痛
2日目:39度を超える熱、→家の中で隔離
3日目:37度の熱、痰が絡む →病院で抗体検査をし、陽性
4日目:ほぼ症状なし
6歳:
4日目:朝から37度の熱、昼から38度を超える熱と頭痛 →解熱剤を使用
5日目:38度を超える熱 →解熱剤を使用
6日目:朝から元気
0歳:
4日目:夜中に突然38度を超える熱(手が冷たいので更に上がった可能性あり)
5日目:朝方に一気に解熱、元気
パパ:
6日目:頭痛、のどの痛み、午後から急に熱が上がる →病院で抗体検査をし、陽性、解熱剤など症状を緩和させる薬を使用
7日目:のどの痛み、微熱 →薬を使用
8日目:のどの痛みが強まる、微熱 →薬を使用
9日目:のどの痛み →薬を使用
筆者の症状が出ると、家庭内で隔離しました。部屋を分け、食事を分けました。トイレは分けるのが難しかったので、筆者が使用するたびに消毒しました。お風呂は筆者が最後に入るようにしました。
しかし、3歳は隔離が難しかったため、そのままにしてしまったところ、3歳から6歳、0歳、父に感染が広がったようです。ニュースのとおり、症状が治まっても感染力はあります。
病院にかかる
小さな子は症状が軽いとニュースでやっていましたが、筆者宅も同様でした。本当に軽くて、驚きました。3歳の発熱と同時に筆者もオミクロン株の特徴と重なる発熱とのどの痛みがあったため、念のため病院にかかりました。筆者の体調不良がなかったら、子どもは単なる風邪だと思い、病院へは行かなかったと思います。
- かかった病院
コロナの疑いがある場合、どこでも受け入れてくれるわけでありません。
下記URLから近所の病院を探してかかりました。
診療・検査医療機関の一覧(東京都福祉保健局)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/soudan/hatsunetsugairai.html
本当は近所のかかりつけ医へ行きたかったのですが、受入れがなく、高熱が出ている状態で行くのが辛くて。結局、病院へ行こうと決めたのは、翌日37度まで熱が下がった時でした。
病院のHPを確認したところ、「PCR検査は電話で事前予約を」とあったので電話をしたのですが、繋がったのは30分後でした。症状がある旨を伝え、PCR検査をしたいと言ったのですが、「まずは症状を確認してから」と言われ、病院へ向かう事になりました。
- 病院の状況
一言でかなり混雑していました。受付をして順番を待っている間も「PCR検査がしたい」「のどが痛くて熱がある」と言って受付をしている人がたくさんいました。
- 診察を受け、検査をすることに
まずはざっと症状と、3歳の子どもも熱を出していたことを伝えました。聴診をし、のどの確認をしたところで、コロナ陽性の可能性があると診断を受け、検査に進むことになりました。検査はPCR検査ではなく抗原検査でした。抗原検査はPCR検査とくらべ検査の粒度が荒いそうですが、検体採取から結果まで20分ほどです。
なお今はPCR検査だと結果が出るまで2、3日かかるとの事。症状が出ている場合は、お医者さんは抗原検査を進めているようです。
抗原検査の結果はすぐに出ました。待合室には戻らず、検査をした場所で待機するように言われました。もしやと思ったら案の定です。お医者さんから「陽性です、病院から保健所へ連絡をするので、詳細は保健所の連絡を待つように。ただし、現在は混んでいるから連絡まで3、4日かかるらしいから、それまでは家族全員外出自粛するように。会計が済んだらまっすぐ家へ帰ってください」と指示がありました。
この瞬間に、家族で外出自粛生活がスタートしました。
- 行政機関からの連絡
最初の連絡は厚生労働省からのSMSでした。診察した日の夜遅くに届きました。
COCOAのアプリ登録および陽性登録の依頼です。併せて自宅療養者向けの参考URLも案内されました。
また、翌日杉並区保健所からSMSが届きました。陽性者登録ができた事と、うちさぽ東京(自宅療養サポートセンター)の案内です。50歳未満の基礎疾患がない人は基本的にすべて自己管理です。困ったことがあったら、うちさぽ東京へ電話をすることになります。
うちさぽ東京は24時間365日のサポート体制を維持していて、回線も多いとの事です。しかし、すべてのサポートを担っているからかなかなかつながりにくいようです。食料の配布をしているということで、筆者が夕方かけたら、全くつながらず、1時間後に再度かけてみて…と何度かチャレンジしてようやくつながりました。(Webからも申込みができるようです)
- 食料の配布
…10日間の外出自粛ですが、決まったタイミングでもう買物へ行けません。もちろんネットスーパーなど活用する事はできますが、タイムラグがあります。そこで、東京都の食料の配布も頼りになりそうなのですが、家族が多い家にとっては少し残念。ここでサポートが受けられるのは、「医師から陽性の診断結果を受けて、保健所へ登録が済んでいる人」のみです。よって、家庭にいる濃厚接触者や、症状が出ても検査をしていない人は対象外です。筆者宅の場合、この時点では筆者の分の食量しか頼むことができませんでした。
参考情報:
【杉並区】 新型コロナウイルス感染症の相談窓口、保健所の取り組みについて(2年1月21日、4年2月4日更新)
https://www.city.suginami.tokyo.jp/news/r0201/1057542.html
【杉並区】感染した場合・濃厚接触者になった場合
https://www.city.suginami.tokyo.jp/news/kansensho/covid19/kansen_noukousessyoku/1068380.html
https://www.city.suginami.tokyo.jp/news/kansensho/covid19/kansen_noukousessyoku/1068368.html
外出自粛期間
本人:
症状が出た日を0とし、10日後でかつ、症状が治まって3日間経過まで。
家族(濃厚接触者):
陽性者と隔離してから1週間。
→隔離できていない家族の場合、陽性者本人の自粛期間が終了してから更に7日間が隔離期間となります。(陽性の子どもの面倒を見るパパママがここに当たります)ただし、完全な隔離状態でなくても、マスクや食事を分けるなど一般的な感染対策を取っていれば大丈夫なようです。
感染しないのが一番。でも、感染は突然やってきます。万が一感染した時にも慌てないように、情報が載っているサイトも併せてご紹介させていただきました。