一般的な幼稚園に入園するために必要なのは、子どもが何ができるか(何ができないか)ではなく「幼稚園とのご縁をつなぐためにパパママがどのくらい頑張ったか」だと思います。「パパとママが頑張る」事は言葉の通りなのですが、幼稚園とのご縁ってイメージできますか。筆者は幼活を始めた時にはピンときませんでした。むしろIT業界で仕事をしてきた筆者にとって、幼稚園は古臭い慣習が多くめんどくさいと感じる事が多かったのですが、振り返ってみるとそのめんどくさい事が幼稚園の入園につながる大事な行動だったのでした。
幼稚園とのご縁とは?
そのまま、幼稚園と入園を希望するご家庭に「つながり」つまり「ご縁」があるのかです。「つながり」とは、幼稚園が既にそのご家庭を知っていて、入園に対して安心感があると言う事です。
具体的には、パパママが卒園生である、上の子が卒園生または在園生である。プレ幼稚園に通っていて既に幼稚園がパパママやお子さんをよく知っているなどです。他にもレアケースですが、ご近所で付き合いがある。駐車場など幼稚園の所有する不動産を借りていると言った場合もあります。昔幼稚園の先生になる為に研修でお世話になっていたと言う人もいらっしゃいました。既にご縁があると、考査があってもスムーズに入園できているケースが多いと思います。
幼稚園とのご縁がない場合、人気のある幼稚園に入園するのはとても大変です。他の希望者との差別化ができないためです。そこでポイントになるのが「パパママの頑張り」だと思います。
筆者はこの「パパママの頑張り」を評価するために、多くの幼稚園で無駄とも思われてしまう作業が残っているのではないかと考えています。
パパママの頑張りとは?
ずばり、考査までに幼稚園にどれだけコンタクトしたかです。具体的にはプレ幼稚園に通ったか、行事に参加をしているか、見学会に参加をしているかです。幼稚園によっては、考査などで並んだ順(先着順)を評価している場合もあるでしょう。
幼稚園は保育園と違い未就園児が参加できるイベントがたくさんあります。このイベントの表向きの目的は、幼稚園を知ってもらう、子どもに幼稚園に慣れてもらうと言う事ですが、幼稚園側からするとパパママの頑張りを評価する指標として利用していると筆者は考えています。
では具体的に幼稚園がどうやってパパママの頑張りを評価しているかですが、2つのパターンがあると思います。
パターン①電話の徒労
イベントごとに電話をかけて先着順で参加資格が与えられる幼稚園があります。人気の幼稚園だと募集のたびに何十分もリダイヤルをし続けたなんて話も。ネットもメールも当たり前の世の中、電話を受ける先生たちだって大変なんです。それでもイベントのたびに電話で申込みを続けている幼稚園は、パパママの頑張りをここでも評価していると考えておいた方が良いと思います。
パターン②イベントに参加して名前を書いているかどうか
幼稚園は保育園と違い未就園児が参加できるイベントが何回もあります。そのイベントに参加する際に、記名させる幼稚園があります。これも何回イベントに参加しているかを評価されていると考えておいた方がいいでしょう。幼稚園を見てもらうだけが目的のイベントであれば、だれが来ていたのかを記録する必要がないわけです。
いかがでしょうか。一見幼稚園とパパママの双方にとって無駄に見えるこの作業、どの位幼稚園に入園を望んでいるかと言う頑張りを表していると言えばそんな気がしませんか。幼稚園の考査は子どもでは評価されません。ペーパーテストのように点数化して並べる事ができないため、このような少しでも差別化できるところで評価されていると考えると納得いきませんか。
これから幼活を始めるパパママはぜひ考査の前に頑張って少しでもご縁をつないでみましょう。