幼活ではいつどんな活動をするのか具体的にご紹介します

2021-11-05

 筆者は2回の幼活を経験しました。今回は筆者の経験を踏まえ、幼活でパパママが具体的にどのような活動するのかを流れでご紹介します。ゴールの入園手続きまで簡単にまとめました。

①候補となる幼稚園をピックアップする

 幼稚園入園のための活動その③でご紹介しましたが、通える範囲にある幼稚園を調べてみましょう。登園って結構大変です。例えば徒歩なら子どもと一緒だと最低大人の倍はかかると思っていてください。自転車登園も天気がいい日ばかりではありません。バス登園でも自力で幼稚園へ行かなくてはいけない日は毎月のようにやってきます。それらを念頭に入れて、通える範囲を考えるといいと思います。

②候補の幼稚園のイベントに参加したり、HPを見てみる

 候補を絞る際、つい幼稚園の特徴(給食があるか、預かりがあるか)に目が行きがちです。ですができればまず幼稚園を見に行ってみてください。重視しているポイントをクリアできる幼稚園はどこか、先生の様子はどうか、そもそも子どもが楽しめそうか、あと在園児とそのご両親の様子などたくさん見てみましょう。

 HPで幼稚園の教育方針を確認したり、年間行事や日々の活動内容など幼稚園の情報がたくさん掲載されています。課外活動(幼稚園で行える習い事)の事なども参考になると思います。イベント情報や募集要項など入園前に必要な情報も掲載されていますので、必ず定期的に確認をしましょう。

 また、杉並区の例ですが行政HPに幼稚園に取ったアンケートが掲載されています。このようなものを参考にされても良いと思います。

 いまどき幼稚園事情 アンケート2021(令和3年9月1日) https://www.city.suginami.tokyo.jp/kosodate/yakudatsujoho/sugilabo/news/1068547/index.html

 ※杉並区HPの中の「すぎなみ子育てサイト」と言う子育て世代向けのページより。

③候補をさらに絞る 

 幼稚園説明会までに、1、2園に絞りましょう。②で気になる幼稚園が複数ある場合、実際に通おうと考えている手段で、まずは天気の良い日にお子さんと一緒に登園してみたらいかがでしょうか。実際に幼稚園まで行ってみると意外と時間がかかる、道が危ないなど気がつく事があるかもしれません。天気の良い日に通うのが大変だなと感じた幼稚園であれば、悪天候の場合はさらに大変です。良い印象を持っている幼稚園だとしても、慎重に検討をした方がいいでしょう。それでも通いたいと思える幼稚園であるならば、登園方法を見直す事も検討しましょう。

 

④入園説明会に参加する 9/下旬頃

 候補の幼稚園が決まったら、入園説明会に必ず参加しましょう。多くの幼稚園で事前予約不要で参加できます。ただし、お子さんの同席は不可がほとんどです。当日は、パパママで協力をするなり、一時預かりを使うなり予定しましょう。

⑤願書を受取る 10/中旬頃

 願書の配布時期は行政内であれば一斉です。毎年10月中旬から始まります。各幼稚園の窓口へ受取りに行きましょう。配布期間内であれば、いつでも可能です。お子さんと一緒でも問題ありません。迷惑にならないよう配慮は必要ですが、在園児の登下校中の時間帯を狙って、幼稚園の様子を最終確認されるのもいいかもしれません。

 なお、願書は有償のところと無償のところがあります。多くの幼稚園でHPに掲載されていますので、事前に確認なさってくださいね。

⑥願書を提出する 11/1

 しっかり願書を確認し、記載漏れが内容に注意して記載し願書を提出しましょう。考査に費用が掛かる場合は、おつりのないように準備しましょう。

 多くの幼稚園では、願書の提出順=考査の受験番号となります。人気の幼稚園では、考査が午後までかかる場合がありますので、お子さんのお昼寝の時間も考慮して並ばれるといいかもしれません。

 また、最近は減っていると思いますが、何らかの理由で2つの幼稚園を受験するため、一方は朝一番で願書を提出し、もう一方は敢えてギリギリに提出すると言う方もいます。これも考査の時間を考慮しての戦略です。

⑦考査を受ける 11/1または11/2

 親子で失礼のない服装で考査に臨みましょう。お受験幼稚園でなければ紺色のスーツをまとう必要はありません。しかし、多くの人がきちんとした服装で考査に臨みますので、ある程度きちんとした服装の方が浮かないので、落ち着いて考査に臨めるのではないでしょうか。

⑧合格発表と入園手続き 11/1または11/2または11/3

 考査に合格していても、合格発表に行かなければ棄権とみなされます。合格発表に行き、決められた時間までに入園手続きを行いましょう。入園手続きには入園金が必要です。行政から補助金が出る場合も、まずは満額納入する必要があります。しっかりと事前に準備をしておきましょう。

 ⑧まで終わればひとまず安心です。

幼活おつかれさまでした🤗

 余談となりますが、願書提出から入園手続きまで、上の子の時は3日に分かれている幼稚園が多かったのですが、3年後の下の子の時はまとめて1日で行う幼稚園もありました。入園希望者が減ってきているからか、併願対策なのかわかりませんが、1日にまとまっている場合は結構ハードな一日になります。パパママ協力して一日を乗り切ってくださいね。

全体スケジュール感

なお、全体でどのくらいかかるかですが、数年~6か月が目安です。 

数年とお伝えするのは、①~③の始める時期によるためです。概ね①~⑧で6カ月程かける方が多いのではないでしょうか。未就園児クラスのない幼稚園であれば、2歳(幼稚園入園の前の年)5月頃スタートで問題ないと思います。

筆者のおすすめは以下のタイミングです。

①は幼稚園を検討したらすぐ

未就園児クラスの有無を確認

 →ある場合は②をスタート、未就園児クラスの募集に備える

 →ない場合は、HPや近隣の掲示板などでゆる~く情報収集をしたりしながら、2歳(幼稚園入園の前の年)の5月頃に本格的に始める

情報収集は早めに始めるに越したことはありません。HPを見てみる、近所の児童館で情報収集をする、先輩パパママに聞く…少しづつ初めてみてくださいね。