小学生から1歳半の子ども3人を連れて、カーシェアを使って千葉へ潮干狩りに行ってきました。

行ったのは有料の潮干狩り場。子連れで行う海のレジャーとしてはとても気軽で楽しいものでした。でも楽しいと感じたのは事前に色々と下調べをしたから。下調べをするうちに、えー!知らなかった!と言う事が多々ありました。そこで潮干狩りへ行く前に用意をしておいた方がいい事をご紹介します。

潮干狩りに行こうと思った時に必ず確認が必要なこと

 潮干狩りに行きたいと思った時、必ず決めなくてはならないのは行先と日にち(時間)です。

どこへ行って潮干狩りする?

 海ならばどこでも潮干狩りができるわけでもありません。特に子連れの場合はある程度設備が整っている潮干狩り場がいいと思います。そこで行先が決まっていない場合は、GeogleMapで「関東 潮干狩り場」や「千葉 潮干狩り場」などキーワードを入れて検索をしてみましょう

 潮干狩り場は同じ地区に複数個所ある場合もありますので、概ね行きたい地域が絞れたら、地図を拡大してさらに検索をかけるといいです。行きたい場所が見つかったら、次は日にちです。

いつ潮干狩りする?

 関東では毎年3月下旬から潮干狩りシーズンに入り、概ね8月末頃まで続きます。潮干狩りをするところは、海です。さらに言うと海の状態は干上がった状態。海レジャーをしたことがある人であればピンとくると思いますが、干上がっていない状態ではできません。つまり潮干狩りができる日にちや時間帯は限られているのです。

 潮干狩りに行こう!と思いたったら、行きたい潮干狩り場の潮見表を確認しながら予定を立てましょう

 下記は筆者が行った「富津海岸潮干狩り場」の潮見表です。

富津漁業協同組合 潮干狩り 潮見表

http://www.jf-futtsu.com/1-shiohigari/shiomi.html

 

 日にちと海に入れる時間、海から上がる時間が記載されています。この時間帯は目安で、その日の天候(特に風の様子)で多少のずれがあります。この前後の時間帯は干潟が海水で浸かってしまっていて、潮干狩りはできません。

何で行く?

 潮干狩り場へは概ね自動車が便利です。海沿いですので、どこの潮干狩り場も駐車場があります。もしマイカーをお持ちでない場合、都内在住ならカーシェアがおススメです。

カレコカーシェアリングクラブ

https://www.careco.jp/tp/000/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=nm&utm_content=rs1&gclid=Cj0KCQjwu-KiBhCsARIsAPztUF3rLo_gmfebK5uwBW_Rv6-Fi8tQ0PRCjxRuk7wJJ5bNfnqKgrwieLcaAoEwEALw_wcB

ほかにもタイムズカーシェアやオリックスカーシェアなどがあります。筆者宅は子ども3人のためファミリーカー(7人乗り)が充実したカレコカーシェア一択です。

潮干狩りの持ち物

 潮干狩り場に行くと様々な格好の人がいます。水着、足元も長靴、ビーチサンダル、マリンシューズ、スニーカー…様々です。海ですが、潮干狩りをするところは基本的には干潟。子連れであれば足元は泥っぽいところと水たまりを歩くのに適した装備がおススメです。服装は、日焼け対策、寒さ対策、濡れてもいい事が絶対条件です。

 さらに持ち物も様々。実際に筆者がネットで調べていろいろと持参してあって方がよかったもの、いらなかったものもご紹介します。

服装

 汚れてもいい服装で、天気で迷ったら寒いよりは暑い方がいいです。海は陸地よりも風が強く吹きます。また潮干狩りはしゃがんでひたすら泥をかくため、意外と動きません。晴れていても意外と寒いです。水着だけは寒いし、日焼けの面でもおススメしません。せめて水着の上にラッシュガードorウインドウブレーカー、長袖シャツを着せましょう。

 もし、当日風が強かったら、ウインドウブレーカー必須です。もしない場合は、砂場着やレインウェアでもいいかもしれません。

 地面にしりもちをついたり、足が持っていかれて転ぶこともあります。子どもの着替えは必ず持参しましょう。汚れた子どもを抱っこして大人も汚れます。大人の分も(せめてズボンだけでも)着替えはあると安心です。

足元

 先陣を切って海の中に入っていく場合を除くと、ベストは汚れをホースで洗い流せる長靴です。あとはマリンシューズ。水たまりは絶対に避けると言うならスニーカーでもいいです。ビーチサンダルやクロックスはぬかるみに足を持っていかれるため、できれば避けた方がいいです。水分でふやけた足を貝で切ってしまうこともあるため、素足は絶対に避けましょう

持ち物

 貝を取るための道具と採った貝を入れておくものが必要です。潮干狩り場であれば貝を入れるためのネットはもらえると思いますが、いきなりネットに入れず、いったんはバケツに入れて後からネットへ入れる方法がおススメです。

 熊手やスコップ

 潮干狩りと言えば熊手でしょうか。amazonなどネットで購入が手軽です。他にはホームセンター、ダイソーなど100円ショップでも購入が可能です。

バケツ、ざる

貝は採ったばかりは泥だらけです。いったんざるに入れて、可能であれば海の水で流してからバケツに入れておく。ある程度たまったら採った中で持ち帰りたい貝を選んでネットに入れると言う流れがよかったです。頑張って採っていると本来ならリリースするべき小さな貝も採ってしまいます。バケツに入れておくとネットに入れる前にほかの貝と比較できますので、「これは小さいな」とわかります。更にサイズが大きくても中身が軽いものもわかるので、持ち帰るべきではない貝に気づけますよ。

雪遊び用のそり

 いったい何のこと?!と思うと思いますが、干潟の上で荷物を載せて運ぶのにかなり便利です。また、そりの上にのせておけば濡れないし一石二鳥。シーズンオフ中でもネットやホームセンターでは1000円くらいで購入できますので、ぜひ買って持って行ってみてください。

手袋

 子どもも絶対あった方がいいです。熊手で掻いた後に、手を泥の中に入れて貝を採ることもあります。そのときに結構指先をけがします。そのためマリングローブや軍手があるといいです。厚手のビニール手袋をはめている人も見かけましたが、マリングローブでも穴が開くくらいなので、強度を考えるとどうかな…と思います。

 軍手であれば100均でも手に入ります。ダイソーは子ども用もSMLとそろっていました。概ね3歳くらいでS、小学生低学年でMがちょうどいいです。

空のペットボトルと保冷剤を入れたクーラーボックス

 採った貝を持ち帰り、家に帰ってからの砂抜きに使います。採った貝は海水につけずに持ち帰ります。暑くなると貝が死んでしまいますので、保冷剤を入れたクーラーボックスで持ち帰りましょう。

 また、多くの潮干狩り場では塩抜き用の海水を持ち帰ることができます。持参した空のペットボトルに入れて持ち帰りましょう。あさりは1回の砂抜きでは砂が抜ききれません。できれば2回は砂抜きをするつもりで、海水を多めに持ち帰りましょう。貝1キロに対して海水1リットル位あると安心です。

その他あるといいもの

 有料シャワーや海の家など潮干狩り場であれば、設備が充実しているところも多いです。

しかし、日にちによっては混んでいて並ぶことも。子連れにとって並ぶのはとても大変。そこであるといいものをご紹介します。

水を入れたタンク

 全身泥だらけと言う事なら、並んでも有料シャワーを使うべきですが、手足だけ汚れた程度であれば、水を持参しておくと駐車場ですべて済ませることができて便利です。アウトドアや防災用のウォータータンクに水を入れて車に積んでおけば、ほどほどにぬるくなっていていいですよ。ちなみにダイソーなら3.5リットルタンクが440円です。

おやつや軽食、飲み物

 わざわざ言うほどではありませんが、食べ物は絶対に持っていくのがいいです。水に浸かっていなくても海はとてもお腹が空きます。潮干狩りをする時もポケットに飴などすぐに口に入れられるものがあると子どもはご機嫌です。もしチョコレートを持っていくなら、クーラーボックスに待機させるのを忘れずに。

 車に待機させる軽食で、特におすすめはカップ麺。もちろんお湯もポットで持参してください。海風の中食べるカップ麺は最高です。

潮干狩りでなくてもよかったもの

 一方で、持参したけどいらなかったものがありました。それは海での休憩グッズです。

潮干狩り場には半日もいません。家族そろって貝を採るレジャーが目的であれば、子連れでもせいぜい2時間もいれば十分。

よって、潮干狩り場に持っていく休憩グッズは不要です。レジャーシートや簡易テントは持って行っても荷物になるだけでした。帽子やウインドウブレーカーで日差しを避け、前述のそりに水分とちょっとした飴やラムネなどを乗せていけば休憩は十分です。

 一方、もし乳児がいるなどで家族で、簡易テントを張る予定のある場合は、潮干狩り場のオープン時間に合わせて入り、いい場所を確保しましょう。日陰などいいポジションは取り合い必死です。

 いかがでしょうか。子連れのお出かけは準備がものを言います。今回の潮干狩りであれば、潮干狩りをしていて寒かったら早々に帰りたくなってしまいます。快適な服装であれば子どもも楽しめますし、パパママも子どものご機嫌に振り回されなければ、いらいらしません。おいしい貝を持ち帰れたら、家族でおいしいご飯も食べることができます。きっと楽しい思い出が作れますよ。