3人目を育てて気づいた3人目を授かったら考えはじめた方がいい事(移動手段編)

 少子化と言われますが、子育てママの身近には3人、4人と子育てをしている人がたくさんいます。筆者も3歳差、3歳差で3人の育児をしています。そこで、子どもが2人から3人になって「あれ…?」となったことをご紹介します。

日本のスタンダードは子どもが2人である

 日本のスタンダードなんて…と思うかもしれませんが、結構大事です。企業は何を売るにもスタンダードを考えます。一番多い層だから。わざわざニッチなんて選びません。子どもが3人になった瞬間に、スタンダードから外れるんです。

移動手段(電車、バス)

 電車やバスの場合、大人一人につき未就学児2人は無料です。しかし、3人の未就学児を連れている場合が問題です。末っ子が0歳の間は問題ありませんが、末っ子が1歳を過ぎた場合は、全員が未就学児でも1人の子供料金がかかります。

 大人一人 未就学児2人          → 大人一人の料金でOK

 大人一人 未就学児3人(5歳、3歳、0歳) → 大人一人の料金でOK

 大人一人 未就学児3人(5歳、3歳、1歳) → 大人一人、子ども1人の料金がかかる

 ※特急電車、新幹線で未就学児でも座席を使いたい場合は、必要な座席分の座席指定料金、子ども乗車券がかかります。

家族でのお出かけの場合は気にしなくてOKですが、ママ(パパ)一人で3人を連れてお出かけの場合は注意しましょう。

移動手段(自動車)

選べる自動車が少なくなります。

 我が家はカーシェアを利用します。節約のためにも一般的な乗用車を利用したいのですが、どうしてもミニバン率が高いです。家族5人(大人2人、子ども3人)だから、5人乗りでOK…にはならないからです。ジュニアシートが3つならばまだなんとかなりそうですが、チャイルドシートを使う子どもが2人以上含まれてくると、5人乗りに子ども3人を乗せる事は物理的に厳しいです。

 今年になってようやく荷物が少ない移動の際は、5人乗りも利用するようになりました。と言うのも、2番目がチャイルドシートを卒業したからです。チャイルドシートが1つであれば5人乗りでも大丈夫

 我が家で5人乗りに乗る場合(小2、幼稚園、2歳)は、両親が前列、後列に小2(スマートキッズベルト)、幼稚園(ブースターシート+スマートキッズベルト)、2歳(チャイルドシート)で乗ります。これだと程よい感じです。

 スマートキッズベルト 子ども用の調整ベルトです。シートベルトをこのベルトで挟むことでチャイルドシートやジュニアシートの代わりをしてくれます。とても軽く持ち運びが簡単なので、帰省してじーじ、ばーばの車に乗る時にも便利です。

 スマートキッズベルト(公式)

 https://www.meteorapac.jp/smartkidsbelt/

警察庁交通局より、道路交通法の定める「幼児用補助装置」への適合製品として、日本国内での使用許可を受けている安全な製品です。

チャイルドシートと違って、ベルト1本なので、初めて見た時は不安でしたが、元々のシートベルトを子ども用に調整してくれるベルトです。サイズ感が微妙なチャイルドシートを使うより安全だと感じました。

 マイカー派の人なら、5人家族になることがわかったタイミングでぜひミニバンを検討しましょう。たった一人増えるだけですが、子どもは小さいほど必要スペースは大きいです。ベビーカーも…となると、荷物を入れるスペースもひっ迫します。ぜひぜひ生まれてくる前の時間があるうちに検討しましょう。

 ちなみにファミリーに大人気のフリード、シエンタでは荷物が多い移動(キャンプ)はできないので、5人家族でアウトドアが好きなご家庭ならもうワンランク大きな車を選びましょう。

移動手段(自転車)

 日々の生活で一番使う自転車、子ども3人をひとりで乗せようと思うと、末っ子をおんぶ、真ん中を前のチャイルドシート、一番上の子を後ろのチャイルドシートでしょうか。正しくは、乗せることができる子どもは2人までです。(そうは言っても未就園児2人を連れて、幼稚園児をお迎えに自転車で行くママは…います。)

 3人乗せようとしてどうしようとなる前に、一番上の子には早く一人で自転車に乗れるように練習をさせましょう。一番上の子が年中さんなら、練習さえしてあげれば補助なし自転車は無理な話ではないです。早い子なら年少さんから補助なし自転車も可能です。小さい子の自転車は不安かもしれませんが、4人乗りの自転車に比べたらはるかにマシでしょう。

 お近くの交通公園を利用して、ぜひ早めのチャレンジを!

杉並児童交通公園

https://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/kouen/03/naritanishi/1007277.html

大泉交通公園

https://www.ooizumi-kotsu-kouen.info

世田谷公園

https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/012/015/001/010/d00004239.html

板橋交通公園

https://www.city.itabashi.tokyo.jp/bousai/kouen/kouen/kotsu/1006620.html

城北交通公園

https://www.city.itabashi.tokyo.jp/bousai/kouen/kouen/kotsu/1006631.html

 ちなみに、子どもを抱っこして自転車に乗ることは交通違反です。末っ子が半年を過ぎるまで自転車お預けなんて、上の子がいる当事者として「ありえない!」と叫びたいですが、実際には痛ましい事故も起きています。自転車に乗っていて抱っこしている子どもがすり抜けた事故の話を聞くと、そもそもどんな抱っこ紐を使っていたのか?と言う疑問もわきますが、やっぱり事故がある以上は親として考えなくてはなりません。

 自転車を使わなくても済む、サポート制度など行政に期待したいです。

 一般的には子どもが2人になるよりも3人になる方がハードルは低いと言います。子育て自体はその通りなのですが、移動手段に限ると意外とそうでもないのが実情。子どもが3人になってあれ?と思った移動手段に関してご紹介しました。