【選手・育成クラス】移籍を考えるタイミングってある?

スイミング

 スイミングの選手クラスや育成クラスで日々頑張っていると、ふと「他のスクールへ移籍した方が良いのでは?」と悩む瞬間が訪れます。毎日のように送迎や家族のスケジュール調整など、家族全体でサポートしているからこそ、子供にとって最善の環境を選びたいと思うのは当然のことです。

 とはいえ、お世話になっているスクールから離れる決断をするのも辛いところ。移籍したからと言っていい結果が必ず待っているとは限らないからです。 

移籍を検討すべき具体的なサイン

 一番のきっかけになるのは、タイムの伸び悩みです。真面目に練習に取り組んでいるのに半年から1年以上ベストが更新されず、現状のメニューでは打開策が見えない時は、環境を変える大きなサインと言えます。また、フォーム修正のアプローチが合わなかったり、コーチとの指導方針にズレを感じ、子どもが水泳そのものを楽しめなくなって精神的な負担を抱えている時も、無理をせずに移籍を検討するタイミングです。

 「子どもが水泳そのものを楽しめなくなる」事は、あってはならない事。そのため、スクールによっては、小学校低学年頃までは選手クラスや育成クラスと言ってもハードな練習を避け、水泳が好きでいる事を一番にしているところも。

 小さな頃からわが子を頑張らせたいご家庭の場合、このようなスクールだとそもそも方針が合わずやきもきしてしまうかもしれません。

 

環境を変えるメリットとデメリット

 新しいクラブへ移籍する最大のメリットは、指導者の視点が変わることです。これまで見過ごされていた癖が修正され、新しいライバルからの刺激でモチベーションが一気に再燃する可能性を秘めています。パパママ自身が選手・育成クラスの保護者として経験を積んだことで、よりレベルの高い練習環境や設備が整っているスクールを探し出すことができ、スクールの特徴が理解できた状態で移籍できることも魅力です。

一方で、新しい練習サイクルに体が慣れるまでは疲労から一時的にタイムが落ちるリスクがあります。また、大会会場で元のチームメイトやコーチと顔を合わせる際の気まずさや、練習時間・場所が変わることによる親の送迎負担の増加など、家族の生活リズムへの影響もデメリットとして考慮する必要があります。

 仮にスクールとは円満移籍だとしても、多くのチームメイトは実態を知らない事でしょう。大会会場で「あれ?あの子…」なんて後ろ指を指されてしまう事もあるかもしれません。親は大丈夫でも子どもが気まずい思いをして、大会に集中できなかったという事もあるかもしれません。移籍前に子どもとしっかり話し合い、親子ともに納得が必要です。

お引越しなど、やむを得ない移籍での落とし穴

 移籍において特に注意したいのが、スクールごとの「クラス基準の違い」です。身近なケースでも、引っ越しでやむなく移籍をしたものの、新しいスクールでこれまでの泳力を認められず、ジュニアの一般クラスから再チャレンジになってしまったという落とし穴がありました。

もし引っ越しを伴う移籍であれば、まずは現在通っているスクールと同じ系列のスクールへの移籍を最優先にするのが確実な一案です。その際、今のコーチから直接紹介状や泳力の引き継ぎをもらえればベストです。いきなり退会するのではなく、移籍先の見学や体験を通じて、現在の持ちタイムでどのクラスに入れるのかを事前にしっかりすり合わせておくことが、子供のモチベーションを守る鍵になります。