現在筆者は2人目の子の2022年度入園を目指して幼活をしています。1人目は3年前の2019年度に3年保育で入園しました。3年前と現在を比較してみました。

 3年前、保育園の待機児童問題が騒がれている頃です。実は1人目の時、1歳の保活に敗れ仕事を辞めています。その2年後、結局保育園はさほど増えておらず、致し方なく幼稚園に流れるワーママも多かった。そのためかこの頃は幼稚園も激戦でした。その頃と比べると保育園は倍増、更に子どもの数も減っています。比較的楽なのではと予測しています。でもだからと言って幼活は不要とは言えないと思います。

3年前との比較

 多くの幼稚園でほとんど変化がありません。一部、未就園児クラスができた幼稚園はその人数が持ち上がるため、3年保育の募集人数が減っています(合計人数は同じ)。

 多くの幼稚園はコロナ禍とは言え、未就園児のための活動を継続しています。前述の未就園児クラスではなく、不特定で不定期に開催しているようなイベントもあります(事前申込が必要な場合もあり)。

 幼活においてイベントの参加は必須です。しかし、幼稚園の不定期開催のイベントに参加する人数は、減っていると肌で感じています。ではなぜなのか、同学年の子どもで幼稚園の3年保育を検討している子どもの人数が減っているからです。

 筆者の推測でしかありませんが、上の子の時と比べて保育園が増えている事と未就園児クラスが増えている事が原因だと思います。つまり幼活の必要がない子どもが多いと言う事ですね。

 3年前と比べて、比較的スムーズに希望の幼稚園に入園する事が可能だと考えます(タワマンが建ったとか近所の幼稚園が廃園になるとかそう言った特殊事情がある地域を除く)。ただし、兄弟枠で埋まってしまう人数を注視しておく必要があります。

 これまで幼活をしてこなかった人にとって、兄弟枠と言うのは初耳かもしれません。暗黙のルールとして幼稚園の入園には兄弟枠があります。兄弟が幼稚園に在籍していた実績があると、多くの場合、下の子は希望さえすれば幼稚園に入園ができるのです。

 筆者の肌感覚ですが、この兄弟枠の存在は侮れません。少子化が騒がれる昨今ですが、幼稚園に限定すると、兄弟がいない子どもはごく少数です。大体半数程度が2人兄弟で、一人っ子よりも3人以上の兄弟が多いです。

 筆者の上の子の学年を例にすると、3人兄弟:35%、2人兄弟:55%、1人兄弟:10%です。2人兄弟は今後3人になる可能性がある…と考えると驚き😳ですよね。

 事情がない限り、多くの下の子たちは上の子と同じ幼稚園を希望することになります。

 兄弟枠で埋まった後の席を、一人っ子、第一子、保育園などからの転園希望者で争います。つまり、兄弟枠で埋まる人数次第で、激戦の可能性も残されるのです。

 希望される幼稚園が人気園ではない場合も、親にとって、少子化の中でも幼活をしっかりと取り組んだ方がいい理由はこれです。

兄弟枠ってご存知ですか

 兄弟が幼稚園に在籍していた実績があると、多くの場合、下の子は希望さえすれば幼稚園に入園が可能です。過去在籍していてもOK(3学年以上の年の差があって、一緒に通う事がない)かどうかは、幼稚園の人気や歴史の長さなどによります。

 兄弟枠で募集人数が埋まってしまうような幼稚園の場合は、2学年差までの兄弟がいる場合のみ有利となる事が多いです。

 兄弟枠は幼稚園の募集要項には掲載されていない暗黙のルールです。幼稚園によっては考査の時間を兄弟枠に当てはまる人だけ分けていたり、抽選がなかったりと、わかりやすいです。明確にしていない幼稚園でも上の子がいて落ちたと言う話はほとんど聞かないため、考査で一定の考慮はされていると考えた方がいいと思います