初めての幼稚園の入園考査、願書に何を書いたらいいのか、実際の考査って何をするのか、気になりますよね。今回は、幼稚園の願書と考査が具体的にどのようなものなのかをご紹介します。

願書とは

 幼稚園に入園を希望するための応募用紙です。大人が経験したことのなるわかりやすいものであれば、ずばり就活のエントリーシートです。氏名、住まいなど基本的な情報と顔写真、志望動機、性格(長所短所)等の記載欄があります。

それに加えて予防接種の接種歴やおむつが外れた時期、アレルギーの有無など健康面での記載もあります。

 幼稚園によって記入欄が多かったり、少なかったりまちまちですが、基本的に事実に基づいて書く事ばかりです。考える必要があるところは志望動機くらいでしょうか。

 

 志望動機をどうするか

 初めて願書を書く場合、一番悩むポイントになりそうですよね。筆者がのおすすめの志望動機は、面接で先生が触れた時に話を膨らませる事ができるエピソードを書くのがベストです。特に相手の事を知らない場合、先生は願書から話のきっかけを探ります。これはエントリーシートと同じですよね。

幼稚園の方針に感銘を受けてとか、幼稚園見学に行った時に在園児の子がとても元気に挨拶をしてくれて、このような子どもに育ってほしいと思ってとか、親が志望した動機を書くのも一つです。

 一方で、子ども目線での動機として、複数の幼稚園のイベントに参加してみて、子どもが一番好きな幼稚園だと言っていたとか。子ども目線の動機とする場合も、面接で話をするのはパパママですので、事前に子どもの思いを確認しておいた方がいいですね。

考査当日は何をするの?

大きく分けて、2つあります。面談と行動観察です。

 どこの幼稚園でも同じではありませんが、面談の主流は親子面談または親の面談で、時間も5分~10分程度です。そんな短い時間で何がわかるの?と思いますよね。だから筆者は考査当日よりもその前の頑張りやご縁が評価されていると考えるのです。面談はあくまでも親の人となりと入園希望の最終確認の場でしかないと。

 子どもの面談を重視する傾向がある幼稚園は、いわゆるお受験幼稚園のみと思っていていいと思います。また、親子面談でも子どもが話をするのは、名前を言うとか、好きなものは何?とか簡単なものですし、緊張して言えなかったから即不合格と言うものでもなさそうです(パパママ友の経験談からの推測です)。

 面談の主役はあくまでもパパママであると意識しておきましょう!

面談では何を聞かれるの?

 第二子、第三子、プレ幼稚園に通っているなど、すでにご縁が繋がっている場合、聞かれることはまちまちです。例えば上の子と普段何して遊んでいるの?など世間話で終わったと言う話をよく聞きます。改めて当園を希望する動機は?など、わかりきった事を聞かれたと言う話はあまり聞きません。

 一方で、イベントにさえ参加もせず、幼稚園側からすると突然やってきた志願者の場合、結構厳しい確認があったと言う話を聞きます。幼稚園側からするとこの1回で本当に幼稚園に入りたいと考えているのか?この家族を幼稚園に受け入れても大丈夫なのかをしっかり判断しなくてはならないのですから、質問が厳しくなるのも致し方なしでしょうか。具体的な志望動機や、志望するのにも関わらずなぜイベントにも参加してこなかったのか?など、明確な理由がないとちょっと返答に詰まってしまうような質問をされたと言う話を聞きました。

 あと、徒歩通園を基本とする幼稚園の場合、かなり遠方からの入園志望者に対しては、本当に通いきれるのか?と言うご家庭の負担を配慮しての質問もあるようです。 

 レアケースとして…一部の事前のパパママの頑張りを評価していない幼稚園では、面談が30分位ありかなりみっちり話をしたと言うのも聞きます。その幼稚園の方針とご家庭の教育方針があっているかどうか、などしっかり確認されると言う事ですね。

 でもそのような幼稚園では事前に参加するようなイベント事があるとはあまり聞きません。幼稚園側でも事前に評価できるものがないので、この場合も願書と面談で評価するしかないため、しっかり判断するためと言う事ではないでしょうか。

子どもの行動観察は何を見られるの?

 ここまで読んでいただくと、あまり重視しなくてもいいポイントだと気付いていただけると思いますが…。

 一般的には親とは別室で他のお友達や先生と一緒に5分~20分程度遊ぶ事です。親が面談をしている間や、親子面談を待っている間に行われてる事が多いようです。この行動観察を乗り切るために、事前に準備や訓練をしておくようなものではなさそうです。

 幼稚園によっては、集団保育が困難な発達障害を抱えているかどうかの確認はされているかもしれません。(保育園もそうだと思いますが、他の園児の保育に支障が出てしまう事を理由に、幼稚園で受入れができない子どもはいます)

 しかし、泣いてしまったとか、お友達の使っているおもちゃを取ってしまった、走り回っていたから落とされたと言う話は聞きませんのでご安心を

いかがでしょうか。今回は願書と考査について筆者自身の経験とパパママ友から聞いた話からご紹介しました。少しでも参考になりましたら幸いです。