4月に2人目ちゃんが幼稚園に入園しました。1人目ちゃんの時は手探りでしたが、親にとっては2回目の入園。1人目ちゃんが幼稚園に通いだした時は、1人目ちゃん本人以上に、親の方が不安や心配があったような気がします。そこで、年少さん入園までにできるようになっておいた方が良い事をご紹介します。
- ごあいさつやおへんじ
引っ込み思案な子にとってはとてもハードルが高いごあいさつやおへんじ。人前で名前を呼ばれて返事をするって結構大変です。大人でも緊張してしまう人いますよね。幼稚園が始まると毎日出欠を取ります。名前を呼ばれたら、手をあげて「はい」と返事ができるようになっていると安心です。
- トイレ
保育活動の中で定期的にトイレ時間を設けています。なので、「先生おしっこ!」が言えなくても全く問題ありません。みんなで連なってトイレへ行って、順番にトイレに入ります。一人で用を足せるように、レギンスなど脱ぎはきがしやすいズボンをはかせてあげるといいです。
また、幼稚園では男の子は立っておしっこをします。お家のトイレで座ってするのが習慣のご家庭は、児童館やショッピングモールで立っておしっこをする事に慣れておくといいです。もしお家で立っておしっこの練習をしている場合は、すべて脱がずに、ズボンを足元まで下げた状態で練習をさせてあげるといいです。
最後におむつが外れているかどうかですが、「絶対におむつは外して」と言う幼稚園は年々減っているような気がします。でもおむつを履いていて、先生におむつを替えてもらったと言う話は聞いた事がありません。なので、パンツの代わりに履いているけど、トイレでおしっこができるようにはなっている場合はほとんどと言う事ではないでしょうか。
できたら安心だけど、できなくても心配しないで良い事
- パパママと離れてすごす
できるに越したことはないのですが、パパママと離れて、別の大人やお友達と過ごす事に不安がなくなっていると安心です。幼稚園は概ねGW前まで慣らし保育があります。1週間単位くらいで少しずつ保育時間が長くなり、子どもにとって負担は少ないと思います。
でも慣れるまで毎日幼稚園の門も前で、「行きたくないー!」とか「帰りたいー!」って泣かれるのはパパママにとっても心理的負担が大きいので、できれば、母子分離ができていると安心です。幼稚園入園前に、一時預かりを定期的に利用したり、子どもだけで行う習い事をしておくとばっちりです。
「親と離れてもさよならじゃないよ、ちゃんとあとでまた会えるんだよ」と子どもが理解していれば、最初から楽しい幼稚園生活を送ってくれると思います。
- 一人でお弁当を食べる
先ほども述べましたが、幼稚園の慣らし保育はとても手厚いです。入園してからお弁当が始まるまでのおよそ1か月、毎日おやつが出て、おやつで食べる練習をする幼稚園が多いです。
また、お弁当が始まってからも、しばらくの間「おにぎり」しか持ってきてはいけない、とか手で食べられるものだけにして、嫌いなものは入れないで、量は少しでなどなど・・・たくさんのルールが課せられます。
幼稚園のお弁当の時間は子どもにとって楽しい時間です。
・・・が、「お弁当お弁当うれしいな~♪」の歌をリアルに実現するのは、幼稚園ルールをしっかり守る事で成り立つものだとつくづく思います。
ここまで、幼稚園入園までにできるようになっておいた方がいい事をご紹介しました。
できるだけ「ごあいさつ、おへんじ」、「トイレ」ができて、「パパママと離れて過ごす」事と、「一人で食べる」事ができていれば完璧です。あとは入園してから集団生活でいろいろ練習をしてできるようになってくれます(もちろんお家での練習も必要ですが)
最後に余談ですが、年少さんの園生活を見て事前にお伝えしておきたいことがあります。
どうやっても覆せない、月齢の差
年少さんの月齢差はとても大きいです。たとえば、4月5月生まれは、入園したらほぼ4歳ですが、早生まれの場合まだまだ3歳になったばかり。兄弟がいるかや保育園出身かなど、生まれ育った環境でも異なりますが、それでも同じことをやろうと思うとかなり大変です。4歳であれば洋服だって一人で着る事ができるし、座ってしっかりお話も聞く事ができます。かけっこだって3歳と比べると安定感抜群です。
また、遊びにも違いが出ます。一般的には3歳はまだまだひとり遊びが中心で、4歳頃にお友達と遊ぶようになると言います。クラスを見わたすと、1学期のうちからお友達と積極的にかかわっているのは4月~夏頃までに生まれた子の方が多いです。
入園して数か月は、どうしても月齢の差が一番大きく出てしまうのは否めません。でも集団活動をしている中で様々な事を身につけて、どんどんと差は縮まっていくので、子どもってすごいなーと、思います。
それに教育のプロである先生はひとりひとりをきちんと見ています。「あの子はできるけど、この子はできない」などと子ども同士で比べたりせず、その子自身をしっかり見て、サポートしてくれますよ。